スパイス名
- 作用1
- 作用2
- 薬効果
- その他よく合うもの
- 使ったらいい料理
- 特徴
- 薬効詳細
- 備考
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ガーリック
- 矯臭・脱臭作用(くさみけし)
- 辛味作用(食欲増進)・抗菌作用
- 強壮剤、利尿、咳止め、解熱発汗、血圧降下、駆虫効果
- 肉料理全般、ハンバーグ
- 特に魚介、肉料理の生臭さを消すのに効果的。
- 刺激性や殺菌性及び駆虫効果が認められ、昔から健胃薬、整腸薬、呼吸器疾患薬、肝臓障害治療薬、緩下薬、利尿薬などとして薬効が数多くあげられている。精油は強い抗菌性を有している。
- 加熱すると不快な匂いは薄れる。
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ガラムマサラ(調合スパイス)
- 呈味作用(インド風、カレー風味)
- 辛味作用(食欲増進)
- インド料理の万能スパイス
- エスニックな香りの辛いスパイス。レッドペッパー、胡椒、ジンジャーを中心にクローブ、シナモン、ナツメグなど10種類前後でブレンドされている。
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カルダモン
- 賦香作用(においづけ)
- 矯臭・脱臭作用(くさみけし)
- 消化整腸、芳香性健胃、泌尿器系の不快感や脂肪除去
- カジキ、クジラ、大豆蛋白質
- 肉料理に適し、ソーセージのスパイスによく使用。カレー、ケーキ、ハンバーグ
- ショウノウに似て香りが強い、嗜好的にインド、北欧で好まれる。
- 医薬としては芳香性健胃剤、駆風剤、特にアトニー消化不良に用いるが、漢方では用いない。昔は苦味チンキの原料とされていた。強い矯臭力を利用して口中清涼剤に使われている。
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キャラウェイ
- 矯臭・脱臭作用(くさみけし)
- 賦香作用(においづけ)
- 健胃効果、鎮痛、駆風、食欲増進
- 乳、レバー
- ローストポーク、ケーキ、クッキー、焼きリンゴ
- うがい薬のような爽やかな香り。
- 芳香性駆風剤としての効能を持ち、精油は口中清涼剤やうがい薬などに用いられている。
- ドイツのザワークラウトにはなくてはならない存在。
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くちなし
- 着色作用(色付け)
- 止血、利尿
- 野菜料理
- きんとん、さつま芋、たくあんの着色
- 香りよりも着色を目的として用いる、必ず折って使うこと。
- 漢方では完熟した果実を乾燥させたものを山梔子と称し消炎、利尿、止血薬に用いている。
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クミン
- 賦香作用(においづけ)
- 健胃作用、興奮、駆風
- シシカバブ、カレー
- カレー粉の香りそのままの強烈な香味。
- 和漢薬としては用いられていないが、西洋では古代から薬用植物として利用している。インド医学では伝統的に興奮剤、駆風剤、健胃薬として用いられている。また、下痢や腹痛にも使われるが効果については未詳である。
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クローブ(丁字)
- 矯臭・脱臭作用(くさみけし)
- 抗菌作用
- 頭痛緩和、鎮痛防腐、殺菌、歯痛、健胃整腸、興奮、インポ
- 全般
- ビーフシチュー、肉類、芋、カボチャ、レバー料理、ハンバーグ
- 甘・辛、両方に使える爽やかな強い香り。甘いバニラのような香味
- 胃を温め、痛みを止める作用があり、しゃっくり、嘔吐、胃痛、腹痛を治すといわれ、和漢薬では急性腸カタル、腹痛などに広く使用されている。オイゲノールには末梢神経を麻痺させる効用があるので、歯の痛みや歯磨きなどに精油が使用されている。
- 肉、魚類の品質保持に用いられる
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ケーパー
- 賦香作用(においづけ)
- 特になし
- ソース、マヨネーズ
- スモークドサーモン、スライスドオニオン
- ハーブスパイスの一種、独特の芳香があり日本人の嗜好に合う。かすかな辛味があり主に酢漬けを使う。
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ごま
- 賦香作用(においづけ)
- 強壮、美顔
- ソース
- 炒るとナッツのように香ばしくなる、栄養豊かなスパイス。
- 強壮剤及び粘滑薬として外用される。胡麻油は腫々の膏薬の基剤として使用される。ビタミンB1、B2の重要な供給源としても注目されている。
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コリアンダー
- 賦香作用(においづけ)
- 呈味作用
- 風邪、強壮、健胃
- 挽肉料理
- ビーフシチュー、カレー、マリネ、ソーセージ、カレー、クッキー、ハンバーグ
- まろやかでフルーティーな甘さと、オレンジピールのようなほろ苦さをもっている。
- 種子は健胃、駆風、きょ痰、解毒作用を持つが、種子から得た抽出物にも抗菌性が認められている。
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