以前から、夏に燻製するのがもっと簡単に(気楽に)出来ないかなーー、でも気温が高いからなーー、と思っていたのですが遂に夏でも平気で燻製が出来るスモーカーを作ってしまいました!!(^O^)v
なんで夏が過ぎたころに、もう遅いよといわれるかも知れませんが、この夏はスモーカーを作って本当にうまく行くかどうかを試していました、ご免なさい。
ただ、ちょっと簡単には材料がそろいませんから来年の夏までじっくり研究して下さい。
では、私が作ったスモーカー6号を紹介します。
![]() そうです、冷蔵庫なんです!夏場は気温が高い燻製が出来ない、何かいい方法がないだろうか・・・で、冷蔵庫をそのまま燻製器にしたらどうだろうか!という結論になってしまいました。 たまたま、私の親戚が電気店なので冷蔵庫を買ったお客さんの撤去品で入らないものがあったらちょうだいね!とお願いしていて、運良くこの冷蔵庫をもらいました。 作ったあとに、つい最近手ごろな大きさの冷蔵庫を捨てたのに!言ってくれたら上げたのにと言ってくれた友達が2人もいました、持つべきものは友達ですね。 さて、話が脱線しましたが外観を見てもらったら分るように、穴が下に3個上に1個空いていますね!これが大事な穴です。冷蔵庫は冷気を逃さないためにほぼ完全密封の状態になっています、そのままですと、中で酸素が不足して火のついたものは消えてしまいます。 ![]() この空気穴ですが、フタを付けたりする細工が大変かと思っていたのですが意外と簡単に解決しました!磁石の板がありますよね(シート状になったもの)あれを適当な大きさに、ハサミで切って必要に応じて穴をあけたり潰したり出来ます。穴の上にぺたっと貼るか、ずらすかで簡単に調節できますし、ずらし方で微妙な大きさにも出来ます。 ![]() 冷蔵庫は、庫内が高温になって冷蔵庫の能力を超えてしまうと電気が切れて(冷蔵が止まって)しまいます。すると夏でも大丈夫というスモーカーは用を足さなくなってしまいます。 残念ながら冷蔵庫スモーカーの熱源は右の写真のようにスモークウッドが限界だと思います。 私はこの写真のようにスモークウッドを2〜3cmの大きさに割ってやって、その上にのるだけの好みのチップをてんこ盛りにのせてやります、するとスモークウッドとチップがうまく燃えて充分な燻煙が出来ます(時間も稼げます)。 冷燻の場合は何日も繰り返し煙をかけますから、一度に沢山の煙をかけなくてもいいと思います、ウッドが燃え尽きたら空気穴はシートの磁石で潰しておきましょう、そのまま開けておくと外気がどんどん入って驚くほど短期間に霜が山のようについてしまいます!! ![]() ![]() 左がベーコン、右がビーフジャーキーです!冷燻で1週間の燻煙をかけたベーコンとジャーキーは色も味も抜群でした!それと、乾燥(風乾)もこの中でできるので、虫の心配なんかもいらなくなってとってもGood!!でした。燻煙をかけると冷蔵庫の中には全く虫は、入って来ませんでした!温度が低いのと、煙の匂いのせいか?虫の入って来る心配はしなくて済みました。 ロースハム、鶏のモモ、チーズの燻製など色々やりましたが全てうまく行きました!是非来年は皆さんもうまく不要な冷蔵庫が見つかったら作ってみたらどうでしょうか?夏場だけでなく、冬場などでも、風乾用としてうまく使えば年中便利に使えると思います。 ただし、ドアーに空けた穴は特殊な工具で開けました、これはちょっとどこにもあるといったものでないので、難しいのですが、電気ドリルの先端に付けて、ある程度の大きさの穴を開ける工具を使いました。この辺はそれぞれで工夫してみて下さい。 この写真で分るように、スモークウッドを乗せる台は金属製の小さなバーベキュウの台を利用しています、この下にはアルミの薄い板を折り曲げて台の下と後ろ側をカバーしています、ウッドを載せている網のざるは100円ショップで売っているものを利用しました。 網がない場合は、新聞紙をしっかり揉んで、シワシワにしたものを敷いて、その上にウッドをのせると、消えずに最後まで煙を出してくれます。 ![]() ![]() いかがでしたか?夏の燻製器、冷蔵庫をそのままスモーカーにしてしまうなんて!! でも、電気代が少し多くないますからお気をつけ下さい (^_^) この説明で分らないことなどあったらまたメールなどで聞いていくださいね。 追伸: 実はこの後、2ドアーの冷蔵庫を手に入れてさらに大きな冷蔵庫スモーカー7号を作ってしまいました;^_^) |