注意点について
- 一斗缶は上が開いていてフタがついている物を探そう。
これを手に入れられたら、しめたものですフタがきっちり合うし切る作業がなくなり行程がかなり短縮できます。
ただし後から書きますが穴あけのときに変形しないように気をつけましょう。
- 缶の処理について
どちらにしても中になにが入っていたかが解りませんから全ての作業が終わったら必ず中に新聞の朝刊三日分ぐらいを1ページづつ破って丸めてゴミを焼くように燃やしてやりましょう、これで匂いや不純物はなくなってしまいます。
私がオイル缶で作ったときもこれでオイルの匂いなんかも全く消えてなくなりました。
- バーの穴の位置について
上のバーの穴の位置ですがフックで素材をぶら下げることをメインに考えると、なるべく上の方がいいのですが、一斗缶の四角は金物屋さんや100円ショップで売っている餅焼き用の網が何と!ちょうどはまる大きさ(全てがそうではないので必ず大きさを確認してください)です。
この場合この網をバーの上に置いてやり、素材を網の上に置いてやるとスペースが少し大きめに必要(上から15cmぐらいは欲しい)ですが兼用をすると温度が近すぎて上手くいかないとか網だと沢山おけないとか色々不満が出て来ます。
あなたはどちらを選ぶかよーーく考えてください
- バーはどこに
銀色の全体に雄のねじが切ってある棒です1本がDIYの店などで200円ぐらいで売っています私はこれに蝶ねじをつけていますがボルトをつけてもいいです、この棒の長さが何故か1斗缶の大きさから端が少しずつ出るぐらいの非常に便利な長さの物です強度も十分あります。
もしこの棒がなければ太目の針金(バンセンなど)を使って下さい。
- 穴を開ける
出きるだけ大きな釘を探して下さい、最悪大きな釘がないときは(それでも出きるだけ大きな釘を使って)穴を開けて釘をぐるぐる回してプラスのドライバーを打込んでやりましょう。(電動のドリルを持っている方は金属用の歯をつけてやると、いとも簡単です)
下の空気穴は大きな釘がなければ数で補えますがフックを通す所はある程度の大きさが必要です、何でここに穴を開けるのか不思議に思われている方がいると思いますがこれが意外と大事です。
この穴がないとチップが上手く燻してくれません→火が燃えるには酸素が必要→穴がないと燃えにくい→燃えにくいから火力を大きくする→温度が上がる→燻製機でなくオーブンみたいになって低温で作りたい物が出来ない(以前イワシを燻製したときいりこになりました。
ただしあくまで簡易燻製機ですから熱燻温燻が主流のスモーカーです。
- フタを切る
フタは思ったより簡単に家庭用の缶切りなんかで切れます、ただしこのフタを切る時期ですがくぎで缶に穴を開ける前に切らないこと。穴を開けた後だと運が悪いと缶が変形します。
- Aの位置について
上図のAの位置(下から15cmから20cmぐらいの位置)に上と同じように最初から穴を開けバーを通してやりそこに缶のフタのような物を置くようにしてやるかあるいはゴトクのような物をチップの上に置いてやりその上に缶のフタのような物を置いてやりましょう
燻煙する素材から落ちる油が直接チップの上に落ちないようにすると燻製の出来がまた一味違います(最近の方法でそのさらに最初ワインやブランデースパイス)を入れて工夫して風味を着けたりも出来ます。
- 大きなスモーカーが欲しくなる
私もそうですがどうしても大きなスモーカーが欲しくなります。温度の管理をするには熱源から遠くに素材を置かなくてはいけません、私は今は給湯器の廃棄のロッカーをもらってスモーカーを作ってしまいました(6台目)
途中のスモーカーには一斗缶2段がさねのスモーカーもあります。欲望はとどまるところがない・・・まだ大きなスモーカーだと温度の管理が楽だろうナー(独り言・・)
画像制作に協力してくれたがっちゃんに感謝。